トップページ イベント・文化・交流 > アメリカインディアン文化交流
アメリカインディアン文化交流
  インディアン
indian 最勝寺の住職が初めてアメリカインディアンの指導者、デニス・バンクス師に出会ったのは1999年に代々木公園で行われた環境保護のイベント、レインボーパレードの時でした。数万人参加した大きなイベントでしたがそこにメインメッセンジャーとしてデニス師が来日していました。  大学でシャーマニズムの本を多く読んでいて興味があったので、話かけたところ気さくに応対してくれて、その上、インディアンの唄まで教えて下さいました。その後のイベントでのメッセージの明瞭さと強さにはただただ感銘をうけ共に唄って打ち解けることができました。
 翌年の2000年には、デニス師と一緒にインディアン居留区を旅し、03年からはサンダンスという大きな儀式にも参加して交流を深めてまいりました。その中で多くを学び、互いに共感することも多くありました。私はインディアンとの交流のなかで、忘れかけていた「自然と共に生きる喜び」を感じ、環境問題等が山積みな未来に希望を持つことが出来ました。

 きっと皆様もこの交流のなかで、何かを感じていただけると思い、インディアンとの交流イベントを企画しています。

  同じメッセージを分かちあう
indian All Life is Sacred
「すべての命は聖なるものである」
この言葉はデニス師の大切なメッセージです。
「精神的であるということは宗教的であることとはちがう。それは人間と人間が、人間と自然が、人間と母なる大地が、ひとつの環となって互いの生命を敬いつつ生きることに他ならない。インディアンは環の力を信じている。環は、地上に生きる全てのものが、互いに深くつながりあって生命を営んでいることの象徴である。それはどこまでも生命を肯定する。だから私達は、この生命の環が切れることのないように祈りを捧げるのだ。」
とデニス師は語ります。  
indian 一切衆生悉有仏性
 生まれたての赤子は命の輝きに満ちています。佛の教えでは、その輝きを見失うことはあっても、なくすことは決してないと説くのです。 このことを「一切衆生悉有佛性」
(いっさいしゅじょう しつうぶっしょう)と言います。
「すべてのものに仏の性質がそなわっている」というのです。また「衆生本来仏なり」ともいい、「命あるもの全てが本来ほとけなのだ!!」。だから「全ての命は尊いのだ!」と説いているのです。この点でインディアンと佛の教えは根本的にとても似ており、未来に向けて、そのメッセージを共有できるでしょう。

  新たな時代
indian  日本とインディアンの文化交流イベントを通して、新たな時代が始まろうとしているのではないかと感じます。
 地球環境の悪化は皆さんも感じているとおり、早急に手は打たなくてはならない国際的大問題になりました。大気は全世界つながっていますので、日本の片隅で暮らしている私達の身近におこるであろう問題も、世界的、国際的に協力をしないと解決できない時代です。しかし、人間が作り出した開発と消費のサイクルはもう行き詰っていて、物質的要求ばかりで、内面を無視してきた人々は心を見失い、解決の糸口さえ閉ざされたように感じることもあります。

 佛教とインディアンの両方の教えには、あらゆる命、あらゆるものの中に、仏や聖なるものを見出す洞察力と、それとともに生きる智慧が息づいています。物質的、心的に行き詰まっていても、目の前の破壊されつつある自然そのものに、見失った心そのものに、もう一度仏を見出し、聖なるものを見出して取り戻すことができる叡智をもっているのです。
 それは、難しいことではなく、心を開いて朗らかに歌い、讃えあい、語ることからはじまるのだと思います。
 インディアンとこうして交流し、教えあい、分かち合いしながら、朗らかで明るい未来に踏み出す、力強い一歩を共に進められたらよいなと心より願っております。


アメリカインディアン文化交流